ただ刺し刻むとき、僕が考え思うこと。

 

 

チクチクチクチクちくちくちくちく・・・

 

ひたすら針を刺し、ひたすら糸で模様を刻んでいく。

 

この模様を刻んでいくのは一体誰なのか?

 

それはわたし・・・

 

ではわたしとは誰か?

 

それは誰にも分からない、わたしはわたし。

 

この肉体、この精神、この感情、この思考、この欲望、この息づかい、この鼓動・・・

 

全てがわたしの一部。

 

そのようなわたしの一部が寄せ集まって、わたしという全体が現れる。

 

では全体の一部が欠けてしまうとわたしは無くなるのか?

 

否、そのようなはずはなく、わたしはわたしとして存在するだろう。

 

では、わたしとは何か?わたしとは誰か?

 

わたしなんてものは、そもそも答えのない抽象的なもので、人それぞれで違うわたしを保有している。

 

わたしとは主観的なもので、だからこそ、わたしとあなたは違うということになるのだろう。

 

わたしとは誰か?わたしとは何か?わたしなんてものはそもそも存在するのか?

 

チクチクチクチクちくちくちくちく・・・

 

わたしがただ刺す、ただ刻む・・・

 

ひょっとして、部分もわたしというのであれば、

 

この布、この糸、この針、この模様、この色、それらもわたしなのかもしれないな。

 

いや正確に言うと、わたしの一部がそこに現れるのか・・・

 

 

 

 

 

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